アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

野鳥ノイジーマイナーを保護

お正月のお休みも終わって、仕事も通常通り。

ひょんな出会いから、道で見つけた野鳥の雛を保護して、なんとか元気に餌も食べてくれるようになりました。

指で餌をあげているので、そこらじゅうに餌の残りが・・・

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仕事初めで外回りをしていたのですが、歩道を歩いていると、ピーピーと甲高い鳥の鳴き声が。

何を鳴いているんだろうかと、ふっと足元を見てみると、そこにはまだ飛べない野鳥の雛が落ちていました。

どうやら親鳥が心配して、回りを鳴きながら飛んでいたようです。

 

うーん、どうしよう。

このまま置いていくのもなと思いながら、近くの木を見渡してみるも、巣らしいものは無し。

昔、よく小鳥の面倒を見ていたこともあって、保護してあげることにしました。

幸いにも大きなケガは無いようですが、しばらく食べていないのか、かなり弱っていました。

 

日本の鳥なら、市街地というかちょっとした郊外にいる鳥程度なら、なんていう名前の鳥なのか、小さい頃に興味があったこともあって、それほど調べるのも難しいものではありませんが、オーストラリアの鳥なんて、ここに10年以上住んではいるものの、詳しく調べたことなんてありません。

 

庭でもよく見る鳥なので、インターネットで調べてみると、Noisy Miner ノイジーマイナー、日本名だとクロガオミツスイという鳥だそう。

オーストラリアや周りの国に主に住んでいる鳥だということがわかりました。

www.birdlife.org.au

 

花の蜜を吸うのと、調べてみるとかなりの雑食性もあるようで、さっそくペットショップに行って、餌を探してみると、「Honey Eater ミツスイ」の仲間用の雛用の餌を見つけました。

念のため、エッグアンドビスケットという、こちらだと定番の手乗り用の餌も一緒に買って、食べるかどうか試してみることに。

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拾ってきた初日は、夕方に近かったこともあって、食べさせるよりもそのまま寝かせてあげることに。

そしてお腹の減っている翌朝、指を出してみるとちょっと口を開ける動作を。

でもやはり親鳥ではないので、口をピーピー開けて食べてくれるわけは無し。

 

手で少し無理に口を開いてあげて、柔らかくした餌を食べさてあげると、久しぶりのご飯だったせいか、ちょっと口で息をするような仕草を。

うーん、ちょっと食べづらいのかなと思って、少し餌をあげたところで、水も少しあげて休ませてあげることに。

すぐに寝てしまったので、1時間ほどして起きた時に、もう一度餌をあげてみることにしました。

 

すると、ピーピーピーピーと、指を出すだけで口を開けて餌を求めるくらい元気になりました。

こうなってくれると一安心。

どんどん食べてくれるので、あと数週間もすれば、元気に飛び回ってくれるはずです。

 

 

しかしミツスイなんて鳥、どうやって餌をあげようかと思っていましたが、それ用の餌が売られているとは驚きです。

昔、落ちたツバメを育てた時のように、バッタなんかの虫を捕まえて、食べさせてあげないといけないのかと思っていましたが、その点もほっと一安心です。

子供の頃のように、バッタの足を取ったり、蝶の羽を取ったりなんてことは、もう絶対にできません・・・