この1週間ほど、ちょっとした案件の対応に追われていましたので、お客様へのご連絡や対応が遅くなり申し訳ございませんでした。
時々お声をかけていただけるメディア関係の案件で、お伝えできれば面白い内容でしたので、アンティーク時計の難しいところなども含めて、万全を期して対応をさせていただいていまして、いろいろと時間が取られてしまっていました。
ただ時間をかけはしたのですが、話を進めさせていただくにつれて、条件だらけということがわかり、お話し自体は大きいのですが、今回はお断りをする予定です。
以前、ドラマにもご利用いただいたこともあり、時々ご依頼をいただくのですが、どの案件も2・3日中や1週間以内といった急ぎの案件が多いのでいつもお断りをしていたのですが、今回も少し日はあったものの、いかんせん急ぎの案件。
アンティーク時計がどのように整備されるのか、どういうリスクがあるのかなどのご理解や、こちらも商売としてさせていただいているので、その点もご理解していただけないと難しいですね。
次回からは、最初にきっちりと条件をすり合わせた上で、こちらも作業をさせていただかないと、時間だけが無駄になってしまうことが良く分かりました。
私自身やっぱり日本人なので、言わなくても、その話はあとで詰めればいいかと思っていたところが、大きな落とし穴になってしまいました。
時代背景にあうものを、設定に合う物を、ベルトも年代に合う物を・・・なんて、設定にこだわって考えて対応していたのですが、それ以前の問題だったという、今回は完全に私の勉強不足です。
ちょっと遅れが出てしまったのですが、お客様にご迷惑をかけないよう、来週からは通常営業に戻ります。
さて、今日の写真はといいますと、今週つまらないことがわかったのでその写真です。
この写真、何の写真だと思いますか?
実は、ただ普通の道路・アスファルト舗装のしてある道の写真です。
でも、なんだか奇妙な線が引かれていますよね?
実は、オーストラリアに来てから、ずっと気になってはいたのですが、ついにこの線が現れるその真実を見ることができました。
何気なく道を歩いていると、向こうから小さなトラックのような車と、その後ろを歩いている工事現場の作業員のような人。
手には除草剤を撒くようなホースのようなものを持って、道路に何かをしながら歩いていました。
すれ違いざまによく見てみると、なんと、アスファルトの亀裂や割れたところに、黒い液体を流し込んでいました。
そう、この写真の黒い線は、アスファルトの補修材によってできたものだったのです。
日本でアスファルトを補修する時は、だいたい全部掘り返してまた舗装しなおしていたところしか記憶がないので、日本ではないものだと思います。
こちらのアスファルト舗装は、見た目にも割れやすい・ひび割れが多いように思いますが、それはやはり腕の違いや質の違いだと思うのですが、そのひび割れを直すのに、液体を流し込んで終わりという、なんとも簡単な補修方法。
こういうやり方は、見習ってもいいところではないかなと思いました。
見た目にはやはり綺麗ではないのですが、慣れてしまうと何とも思わない物なんですよね。
しかも長期間通行止めにする必要も無し、液体を流したそばから車が通って踏んづけていましたから。
補修する費用も、舗装しなおすよりも安いのは一目瞭然ですしね。
なんといっても、液体を積んだ車1台と、そこに繋がっているホースを持った作業員1人。
完全通行止めにするわけでもなく、割れ目に液体を流し込んで、ただ歩いていくだけですから。
うーん、なんとも合理的で経済的。
経費削減にはもってこいではないですか?
日本全体からでなくても、予算の少ない地方から始めてもいいと思うのですが、こんなところは見習ってもよさそうですね。