メルボルンの夏の終わりの風物詩。
それがメルボルン市内で行われる、ムンバフェスティバルというお祭り。
日本のように大がかりで凝ったお祭りというのが少ないながら、週末そして連休の4日間を利用したこのお祭りは、そんなメルボルンでも気合いが入った大規模なもの。
市内のど真ん中のすぐ横を流れるヤラ川。
その市内中心部のヤラ川を挟んで、いわゆる「移動遊園地」の超大型版がやってくるという説明が一番合っているでしょうか。
市内の中心部でのパレードなんてのもありますが、どちらかというと、メインはこちらの遊園地。
大型遊具がどどーんと、突如市内に出現するのは、いつもなかなか圧巻です。
どんな大きなものが来るのかというと、写真を見ていただいたほうが早いですね。
こんな大型のものが、まだまだたくさん。
グルングルン回ったり、ドーンと落ちたりするような、絶叫マシン系もやってきます。
メルボルンには遊園地があるにはあるのですが、ここにやってくるような規模や新しいものはありません。
このお祭りも毎年行くと、だいたい同じようなものなので、新鮮味はないのですが、ムンバフェスティバルがメルボルンでは唯一、本当の遊園地を楽しむことができる日という感じです。
よくこれだけの規模のものを設営するなと、それは感心させられますが、それもそのはず。
日本ならこんなに乗らないよなと思うようなものでも、ひっきりなしに子供が乗っていくわけですから。
メルボルンの子供たちにとっては、本当に一年一度のお祭りということですね。
ただ設営式の遊園地だけに、ちょっと心配な感じもあります。
今回、私が歩いていた時には、小さなジェットコースターが、コース上で謎のストップ。
係員の方がコース上を歩いていて、何人かで後ろから押すという力技で動き出しましたが、そこでその遊具はストップになってしまいました。
なにやらスタッフの方が電話で確認をしていたようですが、なんだかこのあたりはメルボルンというかオーストラリアらしいなと感じてしまいます。
日本でいう屋台なんかもたくさん。(とはいっても、日本のお祭りの屋台には数もまったく及びませんが・・・)
そして子供たちが楽しむ、おもちゃやぬいぐるみが当たる、ゲームなんかもたくさん出店されます。
ただ日本で育った人から見ると、どれも物足りないというか。。。
玉を投げたり掬ったり、ぬいぐるみが紐にひっぱりあげられるだけの、なんだかよくわからないレースを予想したり・・・こんなのでどこが楽しめるのだろうというものばかり。
でもこれしか知らなければ、これはこれで面白いものなはずなんですよね。
日本と比べると、色のカラフルさは負けていないので、写真だと結構面白そうに見えるかもしれません。
お祭りはヤラ川を挟んで、川の両側で行われているのですが、この川では毎年水上スキー大会が。
タイムトライアルなのか、ポイント制なのか、ルールがよくわからないので、「うーん?」といった感じですが、これが延々と行われています。
このお兄さんは、駅から降りてすぐの広場で、ジャグリングをやっていた方。
大道芸は芸は達者で当たり前となるわけですが、この方はしゃべりも面白くて、ついつい最後まで見てしまいました。
ここに住んでしまうと、毎年それほど変わり映えしないなと思うものなのですが、それでも最近は少しづつ、イベントも増えたりで、良くなっていっている感じです。
もしこの季節に観光で立ち寄られることがあれば、ムンバフェスティバルのお勧めはやっぱり夜。
遊園地の絶叫マシンなんかも、電気が灯ってそれはそれは綺麗ですし、夜には花火も行われるので、行くならその時間帯のほうが値打ちがあると思います。