アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

時計のぜんまいが切れたら

時々ご相談をいただくのですが、時計のぜんまいが切れたらどうなるのか、ちょっとした記事にしてみました。

詳しくは当店の記事をご覧ください。

http://www.melsy.com/broken-mainspring/

 

主な症状としては、リューズを巻いても空回りをして、リューズを巻くことはいくらでもできるものの、ぜんまいを巻き上げることができていませんので、時計に動力を与えることができず動かなくなります。

f:id:melsy-watch:20170711192915j:plain

また「巻きすぎて」切れてしまったというお話しも、ご相談者の方がよく言われますが、いっぱいまで巻き上げると、本当に壊すくらいの力で巻き上げないと、壊れるところまで巻くことはできません。

変な話になりますが、ゴリラになったようなイメージで巻かないと、巻き上がった状態からさらに巻くということは、普通の力では無理というほどのものです。

 

ですので、巻きすぎて切れるということは基本的には無く、切れるべくして切れてしまった、寿命だったと考えていただくほうが良いでしょう。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

 

www.melsy.com