まだ秋、まだ秋。
まだ秋であってほしいと、念仏のように唱えてしまいそうになります。
先週はかなり寒い日が多かったのですが、今週はちょっと温かい週になりそうです。
日中18度くらいまで上がってくれると、なんとなくほっとします。
今日の写真は、今シーズン最後のいちご狩りの写真です。
いつも行く場所なのですが、メルボルンの東側にあるいちご狩りができる農園に行ってきました。
Blue Hills Berries and Cherries
いちご狩りというと、自宅でいちごを植えられている方なら、「春」というイメージではありませんか?
でも実は「秋」のこの時期まで、いちご狩りはやっているんですよ。
写真を見ると、おいしそうでしょう?
春物と秋物を比べてみると、春はいちごが凄く瑞々しい。
メルボルンは冬から春先にかけても雨が多いので、たくさん水分を含んでいるせいでしょうね。
ちょっと味がぼやけた感じのものが多くて、酸味が強い感じです。
それに比べて秋物は、夏から秋にかけては雨がほとんど降らないので、水分がかなり少ない感じ。
でも水分が無い分、味がぐっと凝縮されたようで、全体的に食べやすいというか、甘さをより強く感じます。
個人的には、秋物のほうが好きかもしれません。
いちご狩りに行かれる方は、ぜひ春と秋のいちご、食べ比べてみてください。
それから、食べるなら新しい株になった実がお勧め。
この農園は、シーズンを通して何度か植え付けがされていて、別の畝にいちごが植えられているのですが、やっぱり美味しいのは新しい畝の若い苗のもの。
春先に実を着けていた古い株のいちごも、数は少ないのですが実を付けていたので試してみましたが、味が全然違いました。
今シーズン最後のと書きましたが、今週からは苺があれば開園という形になるそうです。
どうしてこの時期で終わってしまうのかというと、日が短くなってしまうと寒くなるので、もう色づかないのだそうです。
確かに春と比べると、熟れているものがかなりまばらになっています。
熟れるのが遅いので、お客さんが取ってしまうスピードに追い付かないんでしょうね。
ところどころ耕されて、次のシーズンの用意が始まっていました。
こんなところでも季節を感じますね。