当店のあるオーストラリア、まだまだ冬ということで寒い日が続いています。
それでも、なんていうのでしょうね、外に出た時の陽の暖かさというか、空気の違いというのでしょうか、第六感的な何かがもう春だと感じるようで、暦としてはまだ冬なのですが、気持ちとしては春の到来を感じています。
今は日本でいうなら、きっと2月の暖かい日か3月の初旬ぐらいでしょうか。
あともう少しで気持ちのよい春の訪れとなりそうです。
今日の写真はだいたい週に1回は買い物に訪れる果樹園の直売所から。
Aumann Family Orchard
https://www.facebook.com/AumannFamilyOrchard/
写真は果樹園の山の写真なのですが、冬ですから見事に何も実っていません。でも空は青いですし空気も澄んでいるのが写真からおわかりいただけるでしょうか?
この果樹園、私の住んでいるところから車でだいたい15分くらいの場所にあります。
とはいっても家が田舎とういわけではなくて、たまたま果樹園が近くにあるという感じですね。
メルボルンも住宅街からちょっと離れると、まだまだ自然がたくさん残されています。家不足は相変わらずなので、遠い将来はきっとこのへんも家になってしまうのかもしれませんが。。。
ここの果樹園に何を買いに来るのかというと、果樹園なので本当にそのままですが、季節の果物をここで買っています。
今の季節は、リンゴや洋ナシ・オレンジといったところですね。
もちろんこういった果物は近くのショッピングセンターやスーパーマーケットでも手に入ります。
でもここのは味が違うんですよ。さすが果樹園直売というだけあって、リンゴなんかは果汁がたっぷりで梨のようにしたたり落ちそうなものもあります。オレンジだっておいしくないのに当たったことがないほどで、おいしさが保証されているようなものです。
以前は果物は適当に近くのお店で買っていたのですが、ここの果物を食べ始めてから、もう他のお店では買えなくなりました。
1キロ2ドル・3ドルといったリンゴですが、わざわざ出かけるほどの価値があると私は思っています。
たかだか果物、でもされど果物。買いに行くのは手間ですが、ひとつかける手間で大きな大きな違いがあります。
当店のアンティーク時計もそうですが、手間をかけることの楽しみ。ちょっとした手間ですが、手間がかかることを楽しめるっていうのは本当にいいことです。
日本だと果物もインターネットで注文できてしまいますが、その場で食べる愉しみ、その場に行く楽しみというのもぜひ味わってみてください。手間を省くことで「楽しみ」も省いてしまっているのかもしれませんよ。