アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

メルボルンのコロナ禍でのクリスマス -2020年版-

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9か月ぶりにメルボルンのシティへ。

コロナウイルスの第一波・第二波、そして3か月以上に及ぶ都市封鎖があり、本当に長い間、メルボルンの街中に出ることができなかったのですが、ついに9か月ぶりに市内に出てきました。

第一波はもちろん第二波の時も、公共交通機関を利用して、市内に出るなんて、感染リスクを考えると、思いもよらないことでした。

都市封鎖期間中は、自宅から半径5キロ以上は移動もできない、お店も閉まっているので、市内に物理的に出れない、出る理由も無いという始末でした。

 

 

メルボルンは現在、1か月以上、新規感染者が出ていない状況。

夏に向かっているおかげというのもあるのかもしれませんが、都市封鎖が解かれ、学校が始まり、オフィス・お店が再開されても、まだ1人の感染者も出ていません。

そういう状況ですので、ある意味で安心して、市内に行こうと思える時期になったと言えるかもしれません。

 

 

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いつもと変わらない飾り付け

これまた9か月ぶりの電車に乗り、駅を降りて街の通りに出ると、そこには「毎年恒例」のクリスマスの飾り付けがありました。

都市封鎖の影響で、市内と住宅街そして郊外、ある意味で移動制限のあった半径5キロ以上は別世界という状況でしたが、メルボルンの街は街で、いつも通りの時間の流れを過ごしていたようです。

ただ少し歩いてみると、目につくのは「テナント募集中」と書かれて、空き家になった店舗。

やはり、今回のコロナウイルスによる影響は非常に大きかったようで、ところどころで、小さなお店はもちろんのこと、大手でも閉店したお店が多くみかけられました。

 

 

 

 

今年もやっていたMyerのショーウィンドウ

コロナウイルスの影響もあって、今年はどうなっているのかな?と思いましたが、今年も例年通り、Myerのショーウィンドウの展示が開催されていました。

何もない平日ですが、こちらはちょっとした行列に。

 

例年とは違って、列が一直線ではなく、横にも3列くらいになっていて、入り口に消毒液が置いてあって、やっぱり今年はコロナ対応だよなと感じさせるところでした。

例年なら、近くに寄って写真を撮るのですが、今年はちょっと遠巻きに撮っただけです。

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1.5メートル以上、間隔を取ることができれば、屋外ではマスクを着用しなくても良くなりましたが、市内はマスクの着用率が高いように思いました。

住宅地では、屋外ではほとんど着けている人がいなくなったのですが、市内は人も多めということで、まだしっかりと着けている人が多いようです。

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Bourke Streetとタウンホール前も飾りは例年通り

空にたくさんの星飾りが行われるBourke Street、そして建物に飾り付けがされるSwanston Streetのタウンホール。

メルボルンで一番華やかな通りであるBourke Streetですが、こちらも大手のお店が閉店していたりで、クリスマスの飾り付けこそありますが、ちょっと寂しい感じでした。

この時期は、クリスマスの買い物、セール目当ての買い物の人が多くて、平日でも人通りが多いのですが、買い物客自体もまばら、まだリモートワークが多いのだと思いますが、サラリーマン風の人たちもあまり歩いていません。

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百貨店の中も本当にお客さんはまばら、というかいないというか。

私自身も、新規の感染者ゼロが1か月続いても、またすぐ増えるんじゃないか?といった思いがあり、市内に出るのはためらわれてしまいます。

仕事も再開はされていますが、大手は年内もしくは2月くらいまではリモートで仕事をするところが多いようなので、市内に出てくる人自体が、圧倒的に少なくなっているのだと思います。

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「建物に入って」というイベントは行われていないようで、その辺りの寂しさもあります。

 

 

 

 

どうなる年末年始?

メルボルンで行われている大晦日の年越し花火。

今年は早々にキャンセルが決まっています。

コロナ対応の年末年始ということで、今年はちょっと静かな年になりそうです。

www.3aw.com.au

 

 

テニスの全豪オープンも未定

年明けの1月に行われる、テニスの全豪オープンも、まだ開催が確実には決まっていない状況。

開催されるにはされるようですが、日にちが少し遅めになるのか、ホームページでの入場チケットの販売も、まだされていません。

海外からの旅行者の受け入れは、さすがにしないはずなので、地元民にとっては、ゆったりと見れる大会になるのかも???

ただ通常より人が少ないといっても、学校が休みの期間中だったりすると、混雑はするので、やっぱり感染のリスクを考えると、手離しにも喜べないところです。

ausopen.com

 

 

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メルボルンのイベントはこちらでチェック

今年は色々なイベントが未定です。

日本のコロナウイルスの状況、世界の状況を考えても、オーストラリアに旅行に来るなんてことは、しばらくできそうもないようです。

whatson.melbourne.vic.gov.au