コロナウイルスの影響もあって、今年は少し早めに仕事納めをさせて頂いて、年末にキャンプ・釣りに出かけておりました。
釣りのほうは、今回は知り合いと一緒にチャーターボートで。
メルボルンの東南にある、ソレントという町の埠頭から朝の6時半出航。
キャンプ組は近くのキャンプ場から、メルボルン組は朝5時頃には家を出て、こちらに向かってきたはずです。
夏の6時なので、ちょうど明るくなり始めたというところ。
ホリデーシーズン、特に夏場は、驚くほど混みあうのがこのソレント近郊。
お昼頃にもなれば、ソレントの街に向かう車でごった返して、街から長い車の行列ができて、なかなか動かないくらい。
たださすがに、夜明けのこの時間ともなれば、駐車場には車も無くて、わずかばかりの「無料」駐車のできるところに、車を停めて埠頭へと向かいます。
【フェリー乗り場】
ここソレントのフェリー乗り場から、内海ポートフィリップ湾を横切って、向かい側のクイーンズクリフに向かうフェリーもでています。
船に乗って出航
船に乗り込むと、船長のジョークなどを交えてちょっとした説明。
スタッフの人たちが釣り竿の用意などをしながら、おもむろに出航です。
出航後は、メルボルンの内海であるポートフィリップ湾を出るところから。
今回は外海に出てから、4か所ほどに留まって釣りをするコースです。
内海はそれほど波も高くないのですが、外海に出ると急に波も高くなって、船が止まると揺れる揺れる。
夏とはいえ、この日は日中でも24度ほどで、朝はジャケットを着こんでも寒いくらい。
船が出発するとすぐに冷えだして、風はきつくなるし、波しぶきも飛んでくるので、びっくりするほど寒い寒い。
完全防備の防寒・防風ジャケット、冬服の重ね着でも寒いくらいでした。
移動中は椅子に座って待つよりも、運転台の風よけの後ろに立っているほうが、風が来ないので寒さしのぎには最適。
小学生の子供たちも来ていましたが、半数以上が船酔いでダウン。
大人でも船酔いする人がいるのと、酔った子供の面倒を見る親も釣れないので、結局参加者の半数ほどが釣りができないという状態に。
釣りをする人は、1人で2本・3本の竿を出して、釣りをすることになりました。
ある程度の大きさがほぼ確実に「釣れる」
4回ほど場所を移動しましたが、さすがにどの場所でもほぼ確実に「釣れる」。
ただ釣れるものは決まっていて、この日はブダイ系の魚とカワハギがメイン。
鯛も時折釣れるものの、既定のサイズを超えているものは無く、そのままリリースでした。
外すのは任せて、釣った魚はそのままがお勧め
チャーター船の良いところは、釣り道具も餌も、何も用意しなくて良いところ。
しかも釣った魚も、すぐにこのようにして針を外してもらえます。
基本的には、魚は船内で捌いてもらえるのですが、切れ味の悪い包丁で、真水を大量に使って捌くので、魚の味が流れてしまっていて、捌く手間は要らないものの、おいしさは驚異の70%減。
魚は捌いてもらわず、そのまま持ち帰って、自分で捌くのがお勧めです。
チャーター船、料金の元は取れる?
果たしてこのチャーター船、1人何匹釣れば元が取れるのか?と、ちょっと考えてみました。
金額にすると1人当たり大人・子供関係なく100ドルほど。
魚の大きさを考えると、お店で魚を買ったとすると1匹当たり20ドルほどと考えて、1人当たり5匹も釣れば、釣り船代は出るという計算に。
1人10匹も釣れば、往復のガソリン代も出てしまうように思います。
では果たしてそれは可能なのか?というと
今回くらい食いが良ければ、十分に可能だと思います。
多い人で1人10匹くらい釣り上げていて、普通に釣りができる人でも5匹くらいは釣れていた感じ。
ただし、行くときは「船酔いする人は連れて行かない」「子供は船酔いしない子だけ」と決めていかないと、元を取るのが難しくなります。
また狙う獲物は、船から仕掛けをちゃぽんと落とし入れるだけなので、行く時期と場所によって釣れるものも自然と決まってしまいます。
もっとでっかい獲物を狙うとなると、限られた時期に違ったコースで予約をしてということになります。
日本から少し長めの旅行で訪れるなら、この近くにホリデーハウスを借りて、釣り・ゴルフ・ワイナリー巡りなんかを合わせて回っていただくと、結構充実した楽しみ方ができるかと思います。
ただ夏場の学校が休みの時期、12月後半から1月いっぱいくらいまでは、海沿いはかなり混みあうので、ゆったりと楽しむなら、この時期は避けたほうが良いでしょう。
場所の情報
■ソレントの観光案内
■チャーター船