アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

東京オリンピック、成田のバスは大丈夫なのかな?

毎年恒例ですが、1か月半ほど海外への仕入れや帰国などで、お休みをいただいていました。

仕事のお話しもできて、しっかりとリフレッシュ。

今回はいつもより、さらに充実した内容でかつ楽しんで帰ってきました。

日本にも立ち寄ったのですが、やはり温泉は最高です(笑)

 

 

実は、オーストラリアの友達が、オリンピックをまだ見たことが無いので、それに合わせて、日本に東京オリンピックを見に行きたいという話を聞いていました。

今回のお休みは、その友達の目になるような感じで、成田空港をぷらーっと歩いてきました。

成田から電車移動は当たり前だとして、知り合いからバスも早くて安いと聞いていたので、それを試してきました。

 

もし自分が日本語がわからないとしたら・・・

標識を見たら日本語が読めてしまうので、かなり甘い目で見ているのですが。

 

 

 

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成田空港のバスはわかりにくい

思ったことなのですが、空港施設や電車くらいまでは、まだ標識があってわかりやすいのですが、バスの利用が特に難しいように思いました。

ターミナルがいくつもあって、移動があるのは、海外の大きな空港でも同じですので、空港の規模やターミナル間の移動というのは、他の国でもあることだと思います。

 

でも使い勝手が悪い、わかりにくいなと思ったのが「バス」。

今回は成田到着後、近くのホテルに泊まったわけですが、そこまでのバスの乗り方がわからない。。。

 

日本人なので、日本語が読めれば、もちろんある程度下調べもできるし、わかるのですが、もし下調べできていなかったとすれば・・・

なかなかホテル行きのバス停まで、辿り着かないように思いました。

 

さらにそのバス停まで行けたとして・・・

その次は、バスの行先が読めない、並ぶ列がわからない。

同じバス停に、違うホテルに向かうバスが何台も来るわけですが、どの列に並んでよいのやら、どのバスに乗って良いのやらという説明が、本当に不親切。

もうちょっとわかりやすい標識なり、バスにもわかりやすい大きな表示が必要。

 

しかも追い打ちをかけていたのが、バス停のスタッフの方々。

決して悪口を言うわけではないのですが、「日本人しか乗らない」「日本語がわかって当たり前」「乗り方を知っていること」を前提に作業をされていたのが本当に残念でした。

ただ利用する人の数もとんでもない数なので、ああいった対応にならざる負えないのは本当によくわかります。

 

乗る方のためというのももちろんですが、働いている方の負担を減らしてあげるような、親切な案内・わかりやすい表示や乗り方の案内などが必要だと思いました。

今のやり方だと、そりゃ現場のスタッフの方の負担が大きすぎます・・・

正直な話で、日本人の方も、どこに並んだらいいのか、どのバスに乗ったらいいのかわかっていないくらいでしたので、外国人の方ならどうなるのか・・・

 

日本の入り口に着いたところで、もしバスを利用していたら、最初の日本に対するイメージがかなり悪くなるなと思います。

オリンピックともなれば、空港もごった返して、バスも満席、ホテルも満室でしょうから、シャトルバスも恐ろしいことになりそうです・・・

 

 

 

東京までのバスも問題多し

そして今回は翌日、東京までバスを利用したのですが、これもやっぱり大変。

たまたま運が悪かったというのもありますが、やっぱり首都高は常時混む、事故も多いだけあって、かなり時間がかかりました。

事故渋滞もあって、1時間半ほどで着くところが、なんと東京まで3時間ほど。

 

今回は、東京から新幹線に乗り換えでしたので、この時間にもぐったりしてしまいました。

仮に海外から飛行機に乗って、9時間も10時間も飛行機で座った後に、さらに3時間も座らされたら、それは気持ちの良いものではないですよね。。。

 

 

たまたま成田空港の、バスの始発駅から乗ったからよかったものの、2つほど先のバス停まで行ったところで、あっという間に満席。

窓からバス停に並んでいる人を見ていると、外国人の方がかなり多かったのですが、乗ろうとすると、バス停のスタッフの方に、無言で押しやられる始末。

しかも並んでいる列がどこにあるのかもわかっていないようで、なぜ押されたのかもわからず怒っているようでした。

 

 

イベントがない平日でさえ、時間帯によってということもあるのでしょうが、これなのですから、バスの本数が足りていないのはもちろん、並ぶ場所をわかりやすくしてあげて、バスのメリットやデメリットなどの周知をもっとさせていくべきでしょう。

 

バス停のスタッフの方全員に、英語や他の国の言葉を喋られるようにするなんて、どこかの会社じゃあるまいし無理な話です。

知り合いに地下鉄・メトロで働いている方がいるのですが、スマホの翻訳アプリで対応しているという話を聞きましたが、それこそ、空港なんて人がごった返すところで、しかもスタッフの少ないバス停で、そんな対応をしていたのでは、まったく間に合いません。

 

今回私が乗ったバスには、時間がかかることがわかっていたので、トイレ付のTHEアクセス成田を使ったのですが、知らずにトイレ無しのバスで渋滞にはまってしまったら・・・

子供連れだったらと考えると、本当にぞっとします。

accessnarita.jp

 

しかもバス会社によって、予約が必要だったり、予約なしで乗れたり。

「え?予約が必要なの?」とスーツケースを押しながら、移動していく外国の方がいました。

列に並んでバスが来て、さあ乗るぞと思ったら、予約が要りますなんて言われたら。。。

うーん、わかりにくい。

 

 

 

 

特に大きなイベントが無い時でも、このありさまなので、東京オリンピックなんて開催された時には、本当にどれほどの大混乱になることやら。

しかも開催日程が悪すぎる・・・

真夏の本当に猛暑に酷暑の重なるこの時期に、日本でオリンピックなんて。。。

朝晩のラッシュに加え、観光客の大移動、しかも加えての異常な暑さ。

宿泊問題が大きく取り上げられていますが、交通機関に病院関係もどうなることやら。。。

日本人なら最近の夏の暑さも良く分かったもので、熱中症対策もしていくところだと思いますが、それを知らずに来たとしたら、病院に担ぎ込まれる外国人の数も多くなるはず。

開催まであと2年を切ったのですが、できるだけ早めに対策をしてほしいところです。

 

結論としては、知り合いにはバスはやめておいて、電車を利用するように勧めようと思います。

 

 

 

宅急便の周知が救いになるのでは??

私は帰国の時に、空港からスーツケースを滞在先まで送ってしまいます。

空港の中までは、ガラガラと大きなスーツケースを引いていても、台車があったりしてあまり不便を感じないのですが、電車やバスでの移動となると、急に大変になります。

 

持って移動する本人も大変ですが、スーツケースがガラガラと引っ張られていく周りの人にとっても、歩きづらいし狭いし、結構迷惑な話。

スーツケースを持った人が、ラッシュ時の駅に溢れてしまったら。。。

そう考えるだけでも、大混乱になってしまいそうな気がしませんか?

 

海外の方にもわかるように、もっとスーツケースを宅急便で送れることを周知させたらどうなんでしょうね?

2000・3000円で運んでくれるなら、海外在住者としては、本当に安くてお得で、しかも便利なのですが。

行きも帰りも本当に重宝させてもらっています。

到着ロビーに、オリンピック期間中だけ、仮設宅急便カウンターを出すとか。

うまく活用できれば、空港・首都圏の混雑はちょっと緩和できるような気がします。