以前にメルボルンを訪れたことのある方で、この10年、いやここ数年再訪されていないと、メルボルンの街の変わりようにびっくりされるはず。
昔はオーストラリアの「小京都」なんていう言葉が似合っていたのですが、今や古いビルはかなり軒並み崩されて、新しくて高いビルがどんどん増えています。
街中を歩いていても、それこそあちこちで、ずっと工事が続いています。
そんな中、今メルボルンの工事の目玉は、新しい地下に作られる電車の駅。
2025年に完成する予定だそうですが、どんな姿を見せてくれることやら。
メルボルンの電車は全てループ内の駅に止まる?
メルボルン近郊の電車は、すべてメルボルンのシティ内のループ(ミニ環状)の駅の中のどれかに止まる。これが今まで。
通勤時間帯は電車がループの中をぐるぐる、メルボルンに来られた方ならお分かりだと思いますが、これって結構煩わしい。
その当たり前とわずらわしさが、一部の地域で解消されると言うことになりました。
ループに入らず、ズドーンとシティの反対側の路線に抜けるという新発想。
私の乗る電車は対象外ですが、できれば他の路線にも広げて欲しい。。。
そもそも人口の増加が半端ではないので、これから先を見据えると必須の工事だったのでしょう。
トンネル工事の状況や様子を感じられる展示施設
メルボルンの主要な通り「スワンストンストリート」ですが、ここに、もう少し前になりますが、この駅建設に関する展示スペースが登場しています。
外からだとお店のような感じですが、元々はお店があった場所を改装しているので、ちょっと気付きにくいかもしれません。
誰でも入ることが出来て、中の展示物を触ったり、バーチャル体験できる展示やお子さん用のおもちゃもあったりで、お子さん連れでなら、お子さんにおもちゃで遊ばせて一服なんていう利用方法も良いかもしれません。
気にしていなかったことがわかる
新しい駅の名前ってなんなんだろう?
どこのエリアに向かって抜けるんだろう?
既存の環状線が崩落したりしないんだろうか??
疑問に思いながらも、わざわざ調べたりはしないですよね?
それがここに来ると、展示物がたくさんあって一目瞭然。
なるほど、これが新しい駅の名前か。
これだけ深く掘っていたら、既存の地下の環状線は影響ないのかな?
などなど、色々なことがわかります。
二度ほど子供連れで訪れましたが、スタッフの方も優しくて、質問にも丁寧に答えてくれて、とても好印象でした。
あともう少し広かったら、少し座る場所でもあったらなという感じですね。
金塊が見つかった?見つかっていない?
ちなみに、工事現場から見つかったお宝?も展示されています。
そして巷にはこんな噂が・・・
なんでも、この工事、かなり深く掘るものだから、地下に眠る自然金(自然の金塊)がたくさん見つかっているんじゃないか?という噂。
オーストラリア・ビクトリア州は、ゴールドラッシュで知られた場所。
これだけ深く掘れば、シティの地下にも金塊が??
真相は不明ですが、私が会った方の中で、工事現場で働いている方いわく「たくさんの金が見つかって、給料がたくさん上がった」んだそう。
ただ、友達でもない、たまたま話を聞いただけの人だったので、その真相は不明です。
「口外しないこと」が条件だったのに、色々と話してくれたこと、他の話に結構ウソがあったことから、おそらくこの方の「大嘘」だった可能性が高いと私は見ています。
このことについても、ここのスタッフの方に尋ねたところ、小さな金塊は見つかったらしいとのこと。
州立図書館・ステートライブラリーの地下で見つかったという、話を聞いたことがあるそうです。
正直なところで、莫大な数の現場関係者、その給料を上げるほどの金が見つかれば、そりゃ「口外してはダメ」と言われても、必ずニュースになっていますよね。
このスタッフの方のお話しが、きっと事実に近いところなのだと思います。
施設について
観光に来る方なら、見て頂いてもよくわからないものが多いかもしれません。
住まれている方で、お子さん連れなら、新しい地下の駅ができるんだよと、写真などを見て教えてあげられます。
スタッフの方も気軽に質問に答えてくれるので、ちょっとした校外学習のような体験ができますよ。
施設の情報
Metro Tunnel HQ
125-133 Swanston Street, Melbourne