アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

メルボルン大荒れ -ゴルフボール大の氷のボール・雹が降る-

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昨日のメルボルンは、まさに大嵐・大荒れでした。

本当にびっくりするほど、ゴルフボール大の雹(ヒョウ)が空から大量に落ちてきました。

雪やこんこん、あられやこんこんと、歌えるような物ではありません・・・

こんなのは、本当に十数年ぶり。

どういうものだったのか、映像で見てもらえれば、その怖さがわかります。

 

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暑い真夏のはずが・・・

昨日のメルボルンは、35度くらいあったのでしょうか。

日中、暑い最中に知り合いと出会って、「暑い日が続いているので、今日の夜あたり大雨でも降りそうだね」なんていう話をしていました。

 

夕方家に帰って、とりあえず家族もみんな帰ってきて、ご飯を食べ終わって後片付けをしていると。

どこからか「バン!バン!」という音が。

2階の窓を開けていたので、家内にブラインドの音じゃない?

窓を閉めてきてと頼みました。

 

それでも何か得体のしれない音だったので、私は外を見て見ることに。

すると外を見て見ると、何やら大きな雨粒のようなものが降っていて、それが音を立てていることに気付きました。

 

「でっかい雨粒だなぁ」なんて思ってよく見ると、なんと大きな雹だということに気づきました。

しばらく見ていると、バンバンという音は、ドドドドド!!という轟音に。

 

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ゴルフボール大の氷のボール

こんな大きな雹が、大量に空から地面に叩きつけるように落ち始めました。

バンバンと地面に落ちるゴルフボール大の雹、そしてそれがまるでピンポン玉のように、地面から跳ね返る。

カンカン!!と屋根の瓦に叩きつけられる音。

ドン!ガン!バン!と、何かに当たる音が響き続けます。

 

さすがにこれはダメだと思い、窓ガラスが割れると危ないので、すぐにブラインドを落とすことに。

窓ガラス割れないでね・・・

屋根直してペンキも塗ってもらったばかりなのに、割れないでね・・・

車の屋根、ダメだろうな・・・

 

なんとかしたいことは考えるのですが、危なすぎて外に出ることなんてできません。

ただ眺めていることしかできませんでした。

 

 

5分、10分くらい降ったでしょうか。

なんとか収まってくれたと思ったら、次は大豪雨。

ヒョウを洗い流すかのように雨が降り、そのあとには日差しが。

怖さを感じるほどの経験でした。

 

 

自宅の被害

幸いにも、私の家の被害は、車の屋根に無数の小さな凹みができた程度。

破損したものといえば、洗って外に干しておいた、プラスチックの大きな衣装ケースがこの通り。

ヒョウが打ち抜いたことが一目瞭然。

どれだけの衝撃かわかりますよね。

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雹が壊したプラスチックの衣装ケース

 

しばらくすると、近くに住む友達の家からメッセージが。

天窓が打ち砕かれて、トイレが大浸水したとのこと。

 

私の家にはしごを借りに来て、明日の朝、屋根にカバーを掛けるということでした。

トイレに行くのに傘が要ったよ、と笑って話してくれていましたが・・・

 

 

私も家の外に出て調べてみましたが、野菜や木がボコボコに折れ曲がっている程度。

なんとか被害らしい被害はなかったようです。

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桜の葉と雹

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庭に落ちた雹

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集めた大粒の雹

 

もうかれこれ十数年前のことになりますが、その時もこんな大粒の雹が降ったことがありました。

その時は、確かムンバフェスティバルというメルボルンの秋祭りの最中で、家内と一緒に屋台の屋根に身を隠したことをよく覚えています。

 

普段は地震や台風もない穏やかなメルボルンですが、こんな大粒の雹が降ってくることがあります。

いやはや、これじゃあ新車は一発で台無しですね。