アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

コロナウイルスの感染検査に行ってきました

コロナ検査を受けるはめに。。。

風邪の症状があるわけでも、体調が悪いわけでもなかったのですが、コロナウイルスの検査を受けるはめになってしまいました。

 

なぜかというと、オーストラリアでは、「市中感染ゼロ」が目標になっているため、感染リスクがある場合は、「検査を受けなければいけない」「自己隔離をしなければいけない」と決まっているからです。

 

じゃあ、その「感染リスク」があったかどうかは、どう判断するの?というと

①感染者の訪れた場所・時間帯が広報される

②感染リスクのある場所・時間に訪れていた場合、メッセージが来るというもの

 

①は感染リスクエリアと時間ということで、常に更新されています。

そのホームページをチェックしていれば、その時間帯に、自分がその場所に居たのかは把握することができます。

www.coronavirus.vic.gov.au

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②は、買い物に行ったり、建物に入ったりする時に、「訪問記録」を登録するルールになっています。

携帯電話のQRコードスキャナーで、建物やお店など、あちこちにある訪問したことを記録するQRコードを読み取って、表示されるページに、名前と電話番号を入力。

そうすることで、感染リスクのある場所・時間帯に訪れていた場合は、連絡が入る仕組みになっています。

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感染リスクのレベル分け

接触があった可能性の高さによって、レベル分けがされていて

 

■レベル1(接触の可能性が濃厚)

すぐに感染の検査を受けた上で、2週間の自己隔離。

 

■レベル2(接触した可能性がある)

すぐに感染の検査を受けた上で、検査結果で陰性が確認される、もしくは2週間の自己隔離。

 

■レベル3(可能性は低いながら)

ほとんどこのレベルで告知されることは無くなりましたが、様子を見て、症状が出たら検査を受けてくださいというもの。 

 

 

どれかに当てはまる場合は、このような対応をしなければなりません。

今回検査を受けることになったのは、レベル2に該当してしまったというわけです。

 

 

 

結局、なぜ検査を受けなければいけなくなったかというと

いつも行っているスーパー・ショッピングセンターの建物に、「感染者が訪れていた」というのが、その理由。

近くのショッピングセンターが、建て直しの工事中なのですが、そこに来ていた建築作業員の1人が感染していたそう。

 

感染者が訪れた場所・時間を、いつも定期的にチェックをしているのですが、この日はそこに「見なれた場所の名前」が。

近くのショッピングセンターの工事現場で、時間帯は朝早くから夕方頃まで。

日にちを確認してみると、自分がいつも買い物に行く曜日。

あっちゃー、ついに当たってしまったーーー。

 

家内が実家の両親の面倒を見ている関係で、可能性は少ないながらも、私から感染が広がっても行けないということで、朝イチですぐに検査を受けに行くことになりました。

(ただこの時点で、私自身はすでにワクチンを2度接種済み)

 

 

 

実は検査を受けなくても良かった・・・・

こちらが先走って検査を受けに行ってしまったというのもあるのですが、実は検査を受ける必要はありませんでした。

後からわかったことですが、「感染した作業員」は、ショッピングセンターの営業されていたエリアには入っていなかったとのこと。

 

感染リスクレベル2に指定されたのは、ショッピングセンターの改装工事現場のみ。

なんだー、検査に行かなくても良かったのにー、と思ったものの、コロナの検査、1度受けてみたかったので、良い経験になりました。

 

ただ、建設作業員の方が、ショッピングセンターのトイレに入ったり、お店でご飯やお菓子を買ったりしているところを、よく見かけているので、本当に「お店に行っていなかったのか」は疑問が残るところです。

 

 

 

検査の場所は車で10分もかからない住宅地の中

以前は検査をする場所も少なかったのですが、コロナの広がりと長期化とともに、結構いろいろなところに検査場が増えました。

今回はその中の一つで、1番近いところに行ってきました。

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ナビに住所を入れて運転をするのですが、なにやら普通の住宅街の中に。

本来なら小さな診療所のあるところですが、そこがコロナの検査施設になっていました。

車で小道に入っていくのですが、対向車がおもいっきり道を譲ってくれる。

きっとこのあたりに住んでいる人なのでしょう、そりゃコロナの検査を受けに来る人の車だろうから、避けたくなる気持ちはわかります。

それにしても、こんな住宅がすぐ隣り合った場所に設置しなくてもなーと思ってしまいました。

 

 

 

検査は定番のドライブスルー方式

ほとんど待っている人も居なくて、検査の列は2列で、自分の列の前には車が3台ほどだけ。

到着してほどなくして、案内された問診ページにスマホでアクセス。

名前や保険証番号・連絡先、なぜ検査に受けに来たのかを記入して、表示された番号を係の人に見せます。

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検査に来た理由を簡単に口頭で聞かれるものの、「レベル2」の場所に居たからという会話程度で、特に他に聞かれることもありませんでした。

あとはテレビやニュースでご存じの通り、細長い綿棒のようなものを、のどに突っ込まれて、そのまま鼻の奥に突っ込まれて検査終了です。

話には聞いていましたが、思ったより奥に突っ込むんだなと・・・

 

 

 

結果はもちろん陰性でした

午前中に検査を受けて、検査結果が届いたのは次の日のお昼前。

検査後24時間以内ということでしたが、ちょっと遅れたくらいでした。

スマホにメッセージが届いて、「NEGATIVE」陰性でしたと。

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こんな検査を、オーストラリアのビクトリア州だけで、1日あたり4~5万件。

検査が始まって、すでに1年半ほど経つわけですが、単純に1年半×4万件だとしても、すでにオーストラリアの総人口に近い検査数。

ビクトリア州の人口だけで計算すると、1人当たり3回は受けた計算になります。

 

そんな高確率に当たるものなので、ついに私も検査を受けた一員になりましたとさ。

それにしても、子供は症状が出にくいので、検査を受けている確立は低いとして、まったく受けていない人も居ることを考えると、多く受けた人だと、何回くらい検査を受けているんだろう???