アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

ニジマスとサーモン釣りへ -Australian Rainbow Trout Farm-

メルボルンで釣りたての魚を気軽に食べるには

美味しい新鮮な刺身が食べたい。 

突如そう思った途端、お店ではなくて、天気も良いので釣り堀に出かけてしまいました。

ちょっと遠いけど、マス・サーモンの養殖場へ。

 

もう10年以上前になりますが、この釣り堀にも行ったことがあったのです。

いわゆる「入れ食い」というやつで、餌を付けて糸を垂らした途端、バクっと食いつく。

そして釣ったものは、必ずお持ち帰り。

これは持ち帰りだけで、1万円くらいになりそうだなと思いながらも、そこの釣り堀にはアトランティックサーモンも居るので、今日の晩御飯はサーモンの刺身だな、なんてウキウキしながら行ってきました。

 

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Australian Rainbow Trout Farmの自然の池

場所はメルボルンから東へ、市内からだと1時間ちょっとくらい。

ダンデノン丘陵をちょっと超えた先、小高い丘のようなところにあります。

 

訪れた日は少し前だったので真夏で、天気予報は日中38度の予報。

こりゃ朝イチから行って、お昼には帰ろうという算段でした。

 

すぐに養殖場のようになっている場所で釣り始めても良かったのですが、それだとすぐに釣れすぎて遊べないので、釣れるかどうかわからない、敷地内の大きな池に挑戦。

場所は広いし、オープンが10時なので、まず釣れるわけはないのですが・・・

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養殖池ではない側・釣るのは自前の毛ばりが要ります

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これ何年使っているんだろうという竿とウキ

 

自然の池で釣るのは至難の業

何年物なんだろうというほど年季が入って、ガイド環が折れたりした竿を使って、なんだこの浮きは?という浮きを使い、この針は返しが効かないじゃないかというような針を使い、至って普通の練り餌を付けて、どうみても餌が豊富そうな池に向かって、太陽が昇り切った朝10時以降から挑むわけです。

釣れるわけもないですよね。

 

1度だけ浮きが動いたのですが、それっきり。

1時間ほど時間つぶしに遊んで、暑くなってきたので、養殖されている釣り堀側へ移動。

 

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養殖池側・何百匹・何千匹もニジマスが泳いでいます

養殖池でも猛暑日は釣れない

こんな縦長の池の中に、本当に見えすぎるほどたくさんのニジマスが泳いでいます。

以前来た記憶からすると、入れた瞬間に食いついて、とんでもない料金の魚を持って帰ったはずでした。

 

ところが今回は、気温30度越えということもあって、暑すぎたのか、糸を垂らそうにもまったく見向きもせず。

 

まさかの養殖場の釣り堀で

「釣れない」

 影の無い炎天下の中、あちこち試してみたのですが、まったく食いつきません。

 

 

青いザリガニを発見

釣り堀の中をよく見てみると、なんと大きな大きなザリガニ発見。

スタッフの人に、持って帰っていいですか?と聞くと、「絶滅危惧種なのでダメですよ」と。

でもとても優しいお兄さんで、網ですくって見せてくれました。

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青いザリガニ

青いザリガニなんて、格好良いですよね。

あとで写真を見てみると、お兄さんの手のイボがとっても気になってしまいました(笑)

 

 

暑すぎる日は木陰の小川へ

釣り堀の外側にまた細い川が流れているのですが、そこにもニジマスが居て、今度はそこで試してみると釣れました。(日陰で涼しそうなので)

日陰になっていて、水も流れているせいか、こちらは入れ食いに近い状態。

ただ、暑さが限界を超え、2匹あげたところで撤収することに。

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釣果のニジマス

帰る時になってわかったことですが、ここの釣り堀は、「釣らないと持って帰られない」。

なんてサービス精神というか、商売気がないのだろうと思いましたが、釣らなくても持って帰れたらいいのにと思いました。

 

まさか、かなり高い入場料を払って、ニジマス2匹で、暑さのために撤収するとは思いもしていませんでした。

そう、本当の目的は、「食べておいしいアトランティックサーモン」だったからです。
まさかのニジマスの刺身で、本日終了となるとは。

 

アトランティックサーモン狙いなら早めに 

アトランティックサーモンの居る釣り堀も、かなり長い時間試したのですが、まったく釣れませんでした。

スタッフの方いわく「とても難しい」のだそう。

 

レンタルの竿と餌ではダメで、自前の竿とルアーでも挑戦したのですが、たまにちょっと食いつくような気配がありながら、まったく掛からず。

ヤケになって、何度もルアーを交換して試すも撃沈。

時々サーモンがジャンプして、虫を取っているようだったので、毛ばりで挑むのが正解のようです。

 

 

釣り堀自体は、こんな子供の遊具があったり、バーベキュー広場も用意されています。

ただ10年ほど前とあまり変わっていないので、人気がなくなっているのかもしれないですね。

 

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設置されている子供用の遊具

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バーベキューコーナー

以前はなかったと思うのですが、鶏がたくさん。

新鮮な卵を売っているようでしたが、うちの裏庭にも鶏さんがいるので。。。

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歩き回っている鶏

 

わざわざ釣らないと、魚は持って帰られないし。

家族で入ると入場料が結構高いし。

魚も安いわけでもないし。

新鮮な刺身を食べるだけなら、レストランに行ったほうが安くつきます(笑)

 

良いところと言えば、釣った魚を刺身にまでしてくれて、外のバーベキュー広場も使えるところ。

釣り竿や餌もレンタルできるのですが、かなり状態は悪いので、遊ぶ程度でお子さん向けです。

 

 

釣った魚は、家で捌いて食べましたが、臭みがなくて美味しいお刺身になりました。
さすがに釣ったばかりの「鮮魚」でした。

別のトラウトファームを見つけているので、次回はそちらに行ってこようと思います。
またレポートします。

 

 

釣り堀情報

Australian Rainbow Trout Farm

オーストラリアン・レインボートラウト・ファーム

http://troutfarm.com.au/

26 Mulhalls Rd, Macclesfield, Victoria

 

 

補足情報

釣れないと持って帰れないので、アトランティックサーモン狙いの方は、早めにアトランティックサーモンから挑戦してもらうほうが良いかもしれません。

ニジマスはすぐに釣れますが、サーモンは貸し出しの竿ではなかなか釣れません。

暑い日は、餌の食いが極端に悪くなるので、気温が25・26度以下の日がお勧めです。