アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

コーチン、1年経ってやっと初めての卵を産む

裏庭で鶏を飼っているのですが、その中のコーチンが、1年経ってやっと卵を産んでくれました。

しかし長かった、40週以上かかることもあるということだったのですが、今回はまさにその通り。

生後から数えて1年ほど経って、卵を産みはじめました。

今までの経験から、まず間違いなく産んでくれるとはわかっているものの、これだけ長いと、さすがにもう産んでくれないんじゃないかと、半ば諦めていたところでした。

 

 【 コーチンの写真 】

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去年の12月頃に、新たに2羽購入してきたうちの1羽ですが、そのときのもう1羽は商業用のすぐに卵を産んでくれるタイプ。

こちらだと、Isa Brown アイサブラウンという名前なのですが、日本だとイサブラウンと表記されているようですね。

そのようなタイプで黒い羽色のもの(オーストラリアのオーストラロープという種との掛け合わせ)を1羽。

そちらの鶏は、持ち帰ってきて1か月半ほど、すぐに産み始めたので、持ち帰った時が8週という話だったので、生後14週くらいで産み始めた計算になります。

通常は18~20週くらいで産みはじめるという話だったので、あまりに早いのでびっくりしてしまいました。

たまたま早かっただけなのか、それとも買ってきた時点で、すでに生後8週以上だったのか??

 

【 オーストラリアロープとの掛け合わせ 】

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それに比べて、一緒に持ち帰ったコーチンは、いじめられっ子のせいか、一向に卵を産む気配なし。

もう1年経つはずなので、もしかするともう産まないんじゃないかと思っていたところ、先日ついに産んでくれました。

産みはじめの卵らしく、他の鶏が大きめの卵を産むのに比べると、かなり小さな卵。

そういえば、他の鶏も産みはじめはこんな小さな卵だったなと、思い出しました。

今が10月終わりなので、去年の12月時点で8週だとすると、生まれてから産みはじめるまで1年以上。

ちょうど温かくなり始めた頃で、季節ももちろん関係しているとはいえ、種類によっても個々の鶏によっても大きな違いです。

 

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写真で比べていただくと、一目瞭然ですね。
右側の大きな卵は、2年目の白いLight Sussex ライトサセックスという種類の卵。

左側の小さな卵がコーチンです。

 

 

生まれてから、卵を産むまでに1年。

なるほど市販される卵には、商業用の鶏が使われるわけです。

純血のものだと、1年ただ飯を食べさせる可能性があるわけですから、商売としては成り立たないですよね。

実際に飼ってみると、本当によくわかります。

 

鶏を飼って食費が安くなるの?と思われる方がいるかもしれませんが、鶏を飼って卵を産ますほうがよっぽど費用がかかります。

産みたての卵を食べるために鶏を飼う、今やこれは完全に道楽ですね。