アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

ハロウィーンいかがでしたか?

先日はハロウィーンでしたね。お店にかぼちゃのお化けみたいなお菓子が並んでいませんでしたか?

日本でも最近ハロウィーンを祝おうということで、いろいろ販売されているようですが、まだ定着はしていないのでしょうね。

きっと日本に定着するには、多分まだ10年ぐらいかかる、もしかしたら定着はしないかもしれませんね。


こちらオーストラリアは西洋圏なので、もちろんハロウィーンのお祝いはします。

具体的にどんなことをするのかというと、子供たちが仮装をしてご近所さんの家を回って、「トリックORトリート?」と家に住んでいる人に聞きます。

トリック(いたずら)を選ぶとスプレーをかけられたり変ないたずらをされてしまいますので、トリックを選ぶ人はほとんどいません。ほぼ100%の人が「トリート」と答えて、小さなチョコレートなどのお菓子をやってきた子供にあげます。

ご近所さんを回っていくので、ハロウィーンという名を借りた、ご近所付き合いのためのイベントですね。

ただ最近では、これも時代の流れでしょうね。子供たちだけで知らない家の人のドアをノックするのは危ないということで、だんだんやらなくなってきています。

ご近所さんでも知らない方も増えてきましたし、ご近所付き合いというのも減っていますから。

なんとなくこういうところは日本と同じですね。どこでもそういう傾向にあるのでしょうね。


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写真は私のご近所さんが近くに住んでいる子供たちを集めて、これからご近所の家を訪ねていくところ。

写真でおわかりいただけるでしょうか、子供たちが仮装をしているのですが、写真だとうまく写っていないですね。

スパイダーマンやお化けの仮装の子供もいたのですが、ちょうど写真には入っていませんでした。ドラキュラのようなマントを着た子供は写っていますね。(子供さんばかりなので、写真の顔は一応ぼかさせていただいています。)


本当に小さなエリアだけなのですが、この日は子供だけで20人以上集まって、3グループに分かれて1時間ほど近くの家々を回りました。

それぞれのご家庭の事情もあるのでしょうが、回る家すべてが快く受け入れてくれるわけではなく、「ハロウィーンは祝わない」「迷惑だから帰ってくれ」なんて言われることもあるので、なるほど、こうしてグループで回って親も付いていってあげる理由がわかります。

子供だけだと危ないという感じもしますし、少人数の子供だと、そんな返事をされれば怖くなったりがっかりしたりしますからね。

たまたま家の近くの方が主催してやっていただけたのですが、こういったことをわざわざ主催してくれるところも少ないので、ハロウィーンで近所の家を回っている子供を見かけるのは、最近は本当に珍しくなりました。

こちらでは日本の子供会のようなものもないですから、そういった意味では日本のほうが子供たちがまとまっていますので、やりやすいかもしれません。

オーストラリアでは時期的に、ちょうど夏前の子供たちのお祭りのようなものです。