アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

卵問題

オーストラリアでは、新鮮な卵にほとんど出会えません。

かれこれ長い間住んでいるものの、日本のようにぷりぷりした黄味で針を刺しても指でつまんでも大丈夫なんていうのは、いまだに出会ったことがありません。

普通の卵でも、結構高いんですよね。

だいたい安いもので1パックで250円ぐらいでしょうか。放し飼いされている卵になると500円・600円ぐらいになります。

日本人なのでおいしい卵かけごはんが食べたくて、高級な『放し飼いされている卵』なんていうのも買ってはみるのですが、まぁ新鮮なのに当たったためしなしです。


 

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今回は特産品を売っているようなお店で、「○○さんが育てました」という日本のように生産者の写真が貼ってあるものがあったので買ってきましたが、割ってみるとやっぱりダメでした。

卵の大きさは立派で殻もつやがあるのですが、白身は透明感が弱いし黄味もだらっとしてて色も薄い。。。

「あーやっぱりハズレか!」

まぁいつものことです。



かれこれ30年以上前の話になりますが、放し飼いにされていた卵の味が忘れられません。盛り上がるほどの弾力、驚くほど色が濃い黄味。

あれがオーストラリアで見つかるのはいつになるのか。

まぁ生で食べる習慣がないからでしょうが、こうなったら家で鶏を飼ってしまうしかないかもしれません。

ただ親鳥が卵を産まなくなったらどうしよう?鶏を絞めるなんてできないな。

そんなことを考えていたら飼えなかったのですが、どうやら鶏をレンタルしてくれるところがあるようです。

家の庭も広くなったので、最近真剣に考え中です。