ちょうどついさっき、朝の8時に前首相ケビンラッド氏がニュースに登場しました。
彼は1年ほど前、党内のクーデターのような形で現首相であるジュリアギラードに首相の座を追われています。
その彼が、どうやら首相に返り咲くのではないかというのがつい最近ちまたの噂になっていました。
どうやらそれが現実になりそうです。
いやー、彼は本当にドラマチックです。
12年の長期政権だったハワード首相を倒して首相に就任、そして首相を追われて外相に。
そして今また首相に返り咲こうとしている・・・と私は判断しています。
ニュースではいくら国民が押しても戻らないのではないかという意見も多いのですが、先ほどの記者会見の話を聞いて確信しました。(とはいってもただの個人的な意見ですが・・・)
外相として海外に行っていて、戻る直前になっての突然の外相辞任、そして帰国してすぐの記者会見。
内容自体は、結論は今日中に出すということで煮え切らない内容のものでしたが、会見の話の出だしが対抗している自由党のアボット党首の話から。なぜ、噂になっている自身の首相選挙について話をしなかったのか。なぜ国民に対してわかりづらい野党の話から始めたのか。
私は彼が同じ労働党議員に「このままでは自由党に政権を奪われる、私を支持しろ」と提起し暗に伝えたように思えてなりません。
さらに最後になって、国民に対してもだれが首相に相応しいのか態度を示すようにも促していました。
現首相ジュリアギラード首相の支持率は20%ほど、それに比べてラッド氏は80%、国民が選ぶなら明らかにラッド氏。
また自身が首相の座を追われた件についても、明らかにオーストラリアっぽくないことだったと言っていることから、それについても納得していないこと、国民もおかしいと思っていることを示唆していた。
また1週間ほど前だったでしょうか、ラッド氏が官邸で汚い言葉を吐きながら怒っている映像がユーチューブに流れて話題になりました。首相にまでなった人のそんな映像が、公に流れるなんて考えられないからです。
その時は何も思っていなかったのですが、実は今日の伏線だったのではないかと思っています。
首相の座を追われたあの政変・私は怒っていたし今も怒っていると、今日の話の内容を印象付けるために、自身の陣営が意図的に流したものではないかと思っています。
もし首相選挙が行われたら?なんていう賭けが実は行われていて、今の時点でギラード現首相が勝つのが1.2倍、そしてラッド元首相が勝つというのが4倍。
果たしてどうなることやらですが、選挙になれば私はラッド氏が勝つと予想しています。
結論は今日の夜、そして選挙が行われるなら月曜日。
やっぱり記者会見をしていても、何をしていても彼のほうが画になる。そして雰囲気がある。やっぱり首相は彼でしょう。
ラッド氏のほうが好きな私としては、ぜひ首相の座を奪回して欲しいところです。
つまらない、ありえない、オーストラリアの政治に泥を塗った政変を起こした輩にリベンジを。
もう今日は朝からウキウキしてしょうがないです(笑)