アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

主役のいないお正月

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明けましておめでとうございます。


新しい年になりましたね。今年は良い年でありますように。

今年は気分を一新してがんばっていきたいところですね。



ここメルボルンは年明けから30度超え、年始はいつもこんな感じでここから一気に真夏になっていきます。

今週はもしかすると40度ぐらいになる日もあるかもしれません。


そうそう、今日のブログのタイトル、「主役がいない」とは何のことかといいますと、おせちのことです。

毎年ささやかながらも、だいたいが冷凍品なのですが、日本の食品店でいつもおせちの具材を買ってきて、お正月には気分だけでもと、冷凍品を詰め合わせたなんちゃっておせちを楽しんでいます。

今年もそうしようと、年末におせちの具材を買いに行ったところ、今年はなんと「数の子」無しでした。

今年は早くも売り切れてしまったのかな?と思ってお店の人に尋ねてみると、なんでも原発放射能汚染の関係で、オーストラリアへの海産物の輸入が非常に厳しくなっているとのことでした。

放射性物質を蓄積してしまう昆布類も入ってこないので、今年は昆布巻きも無しでした。

おせちといえばやっぱり数の子がないと物足りませんよね。


お店の品揃え自体は普段とほとんど変わらないほどになっていたので、まさかお正月用品に影響が出るとは思ってもいませんでした。まだまだやっぱり影響がありますね。

残念ながら数の子は今年はししゃもの卵で代用です。まぁ日本のように料亭のおせちなんていうのが食べられるわけではないですから、気分だけのものなので、これでも十分です。何かしら手に入るということのほうがありがたいものです。

今から来年のことを言うのは早すぎですが、去年よりも今年よりも良い年になっていますように。


皆様、良いお正月休みをお過ごしください。