アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

フットボール観戦に行ってきました

先週末のお話しですので、もう1週間ほど経ってしまうのですが、フットボールの観戦に行ってきました。

フットボール」というのには理由があって、サッカーでもないし、ラグビーでもない、オーストラリア独自のスポーツ、「オーストラリア流ラグビー」とでもいえばいいかもしれません。

ここでは「フッティー」と呼ばれている、実はちょっと変わったスポーツです。

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オーストラリアに長期に渡って滞在した方、特に冬場に滞在した方でないと知らないという本当にローカルなスポーツ。

でもオーストラリアでは、スポーツでは一番人気があって、日本なら野球かサッカーか、もしくはそれ以上かというほどの大人気。

もちろんプロリーグ制で、プロ野球のようにプロ選手はしっかりと年棒をもらっていて、歩いていると「おっ!」と振り向かれるような、まさにプロスポーツのスター。

以前はほとんどのチームがメルボルンにあったので、特にメルボルンでは大人気のスポーツです。

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見た目はボールも楕円形で、ゴールポストラグビーそのまま。

でもゴールをするには、ボールを地面にトライするわけではなく、そのゴールポストの間にボールを蹴って通すという、ちょっと変わった得点方法。

詳しくはブログで説明するのは大変なので、動画などで見てもらったほうが早いでしょうか。

 

■オーストラリアのサイト

www.afl.com.au

 

■日本でもアマリーグがあるようです

www.jafl.org

 

■フッティーの映像

https://www.google.com.au/?gws_rd=ssl#safe=off&tbm=vid&q=bombers+vs+lions

 

■フッティーのルール

オーストラリアンフットボール - Wikipedia

 

 

この日は、地元のメルボルンのエッセンドンというチームと、ブリスベンのライオンズというチームの対戦。

エティハドスタジアムの観客は4万人超。

スタートから本当に最後の10分くらいまで、エッセンドンチームが優勢だったのですが、そこからポンポーンと続けざまにゴールを決められて、あっという間に大逆転。

 

地元のエッセンドンを応援していたのですが、まさかの大逆転で敵チームの唄を聞くことに。

隣りに座っていた女の子連れの女性も、大きな声でブーイング。

「あなたもエッセンドンのファンなの?」と話しかけられて、知り合いと一緒に観戦に来ていたので、「実はマグパイズのファンです」なんて話をしたりしていました。

 

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フッティーを応援しだしたのも、もう10年ほど前になりますが、こうしたスポーツにもデジタル化の流れが。

ゴールをすると、大画面に映し出されるゴールの映像と音楽。

休憩時間には、マリオカートが映し出されたり。

際どいプレイには、モニターに映し出されて判定があったり。

こんなのは昔は無かったよなと。

改めて考えてみると、こんなスポーツの世界も変わっていくんだなと感じました。

 

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スタジアムは駅から歩いて5分ほどなので、帰りは皆さん、ずらずらと連なって、ひたすら駅へと向かっていきます。

すぐに帰ると電車もとんでもない混み具合なので、1時間ほど駅近くのカフェでのんびりしてから帰りました。

 

オーストラリアに滞在されている方はもちろんですが、ご旅行をされている方も、冬場に来られるなら、ぜひフッティーを観戦してみてください。

野球の熱いファンのやじというか、応援する雰囲気が好きな方なら、結構はまるスポーツだと思います。