アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

自分でもできる、雨どいのペンキ塗り

オーストラリアに住んでいて良かったことと言えば、やはり大きな庭のある家に住めること。

ここは地震も無いので、築50年・100年以上経っても、本当に普通の値段で売買されています。

しかも日本の家の作りとは違っていて、手を加えやすいのが良いところ。

古い家でも綺麗にリフォームしてあげれば、本当に見違えるほど良い家になります。

 

 

先日、私の家も日曜大工でちょっとしたリフォームを行いました。

前の持ち主の方が塗り替えたペンキ、おそらく20年以上経っているのだと思いますが、ペンキが剥がれているのがお分かりいただけるでしょうか?

雨どいとそのすぐ下の部分です。

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このリンク先を見ていただくと、オーストラリアの家がどんなものかおわかりいただけるので、どの箇所かもよくわかるかもしれません。

brick house - Google Search

gutter house - Google Search

 

 

以前からずっと気になっていたのですが、時間が無くて、家を購入してから数年、掛かれずじまいでした。

角の部分に朽ちてきているところがあることや、これから秋・冬と、雨が本当に多いメルボルンなので、この機会に一気にやっつけてしまうことにしました。

 

 

オーストラリアにも日本のリョービがあって、電動工具は、リョービのコードレスタイプのもの、充電池が共通のものを使っています。

コードレスタイプだと、わざわざ電源からコードを引っ張って作業をする必要が無いので、充電池タイプの電動工具のほうが便利です。

リョービ電動工具で、充電池が共通のものがあるので、それだといろいろな工具の本体を買い足せば、充電池は使いまわしができるのでとても便利です。

 

昔は、充電池がすぐに切れてしまうといったこともあったようですが、最近のものは、充電池と言っても容量がたっぷりなので、よほど大きな仕事をしない限りは、充電池だから不便だと思うことはほとんどありません。

しかも2個・3個と充電池があれば、パチンと付け替えるだけですから便利なものです。

 

オーストラリアのリョービのホームページですが、ご覧いただくとお分かりいただけるのですが、工具などが明るい緑色で統一されていて、日本の工具よりもかなり格好良いと思うのですが・・・

どうして日本でも同じものを発売しないのでしょうね??

日本でもこの同じデザインなのでしょうか?

疑問です・・・。

www.ryobi.com.au

 

 

 

どういうことをするのかというと、まずはヘラと電動やすりの荒い80番で、残っているペンキを綺麗に剝ぎ取ってしまいます。

 日本のリョービのホームページには、こちらとまったく同じ工具は無かったのですが、このような形のものでコードレスタイプのものを使いました。

www.ryobi-group.co.jp

 

ペンキが剥がれているので、下の木材自体も朽ちているのかな?と思ったら、綺麗にペンキを落とすと、木はまだまだ元気。

古い家なので、建材も良いものが使われていた時代、木の厚みも質自体も良かったのだと思います。

さらにちょっと細かい紙やすりで、木の表面を慣らしていきます。

 

雨どいの部分は金属で、しっかりとペンキも付いたままなので、表面だけ軽く紙やすりで慣らして、新しいペンキが載りやすくします。

 

仕上げは、オーストラリアでは一番品質の良いと言われるペンキメーカーDuluxのものを使って、3度塗りをしていきます。

www.dulux.com.au

 

週末を2回ほど利用して、仕上がったのがこちらです。

どうですか?

なかなかいい仕上がりではないでしょうか。 f:id:melsy-watch:20170509131531j:plain

案外簡単にできてしまうのと、見た目がとても良くなるので、雨どいとその下のペンキ塗りはなかなかお勧めですよ。

こちらの古い家の典型のような色合いだった家が、モダンな色合いになりました。

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