アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

自作温室大失敗 -突風で吹っ飛ぶ-

ずっと温かかったメルボルンですが、今週から急に冷え込むという予報。

それに備えて、先週末に自作で温室を作りました。

庭に植えている、マンゴー・ライチ・パイナップルと、どれも熱帯地域の果物で、特にマンゴーは温室無しには冬を越すことはできません。

 

温室をどう作ろうか。

マンゴーやライチの背丈が大きくなった時のことを考えると、延長・拡大できる素材で、かつ冬の間だけなので、春になったら簡単に片づけられること。

木で枠組みを作ってもいいのですが、毎年長い木を買って、古い木を捨てるのは、もったいない話。

そんなことを考えていると、温室ではないものの、野菜用のアーチ状のビニールハウスと、細いパイプとサランラップで作るというアイデアをインターネットで見つけました。

 

なるほど、そういう作り方もあるかと、それをヒントにさらに考え・・・

強度のことを考え、骨組みには配管用のPVCパイプを使うことにしました。

PVCパイプなら、繋ぎの部品もあるので、簡単に継ぎ足しができるし、仕舞うときも簡単。

ある程度の太さがあれば、しっかりと強度もありそう。

そして温室の外側は、緩衝材のぷちぷちで覆うことにしました。

 

 

週末に一生懸命組み立て、これで今週からの寒さも大丈夫。

なかなか良い出来ばえで、中に入るとかなり温かいというよりも暑いほど。

パイプを継ぎ足していけば、3メートルほどの背丈になっても大丈夫そうだな、なんて思っていました。

この時点では、まさに自画自賛です・・・

 

 

ところがそんな感じで一安心していたところ・・・

嵐のような突風が吹き荒れました。

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その結果がこれです。

原型をまったく留めていないので、元が何であったのかすらわかりません。。。

横が2.5メートル、縦が1メートル弱というサイズで、結構重みもあったのですが、重たい2メートルほどの脚立も倒れるほどの突風で、温室自体がみごとに吹っ飛びました。

左右の揺れにはある程度対処していたのですが、まさか上に飛ぶとは・・・

 

 

それにしても、まだ本格的に寒くなる前に吹っ飛んでくれてよかったです。

冬になって吹っ飛んだのでは、冷たい雨風にさらされて枯れてしまいますから。

早い時期に壊れてくれたので、今回の壊れた原因を踏まえて、新しく作り直すことができそうです。

また週末にでも、がんばって作業をし直します。

自作で温室を作る時は、突風で吹っ飛んでしまわないように気を付けてください。

 

 

 

今回壊れた原因で、思い当たるのはこんなところ。

・PVCパイプ同士の接続が固かったので、大丈夫だと思っていたのですが、軽くでも接着しておいたほうが良かったみたいです。

・出来上がった温室と、地面をしっかりと繋ぐ、飛び上がらないような杭などを打っておくべきでした。

・ほとんど隙間が無いように見えたのですが、プチプチのつなぎ目から風が入っていたようです。

 

 

 

はてさて、今度は何を枠組みにするべきか・・・

あの日から時間があれば、温室のことを考えに考え、やっと次の構想が出来上がりました。

そういえば、ペット用の継ぎ足し可能な金属製の檻が、倉庫に置いたままでした。

あれを使えば重さもあるし。

また結果報告させてもらいます。