アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

サイアティカ Sciaticaとは? 坐骨神経痛だった

もう数か月前の話になるのですが、坐骨神経痛にやられていました。

今はお陰様で無事に完治、とまではいかないのでしょうが、運動もし始めて、ほぼ全快です。

坐骨神経痛に悩まれていて、その原因が骨ではないと思われている方は、さらっと読んでいただくと参考になるかもしれません。

 

 

始まりはいつ頃だったのか。

今となっては良く覚えていないのですが、確か半年ほど前からくらいだったでしょうか。

 

椅子に座っていると、太ももの裏が痛くなる。

??なんで??

今までに感じたことのない感覚。

 

座っている椅子が悪いのかと思い、ネットで調べてみると、購入した椅子のレビューを発見。

結構な値段のものだったのですが、どうやら1年ほどで、クッション部分が極端に潰れて薄くなってしまうのだそう。

そんな散々な評価が書いてありました。

 

そういえば、うちの椅子も同じ様にクッションが利かなくなっているし、それで太ももの裏を痛めたのかな?と思い、クッション代わりになるものを椅子に敷いてみることに。

 

まずは手始めに座布団から。

少し効果はあるものの、やはり潰れてくるので、あまり効果が感じられなくなる。

そしてちょっと高価な柔らかいシリコンのようなクッションを試してみることに。

https://wondergel.com/

網目模様になった青いクッションで、アマゾンでも人気のようです。

ただ、届いてみて使ってみると、柔らかいとはいうものの、格子状になった部分が結構固い。

正直なところで、座布団より全然固いので、逆にさらに痛く感じられ、すぐに使用中止。

 

うーん、なぜこんなに痛いんだろう?

椅子のせいなのか??と思い悩んだ挙句、新しい椅子を買ってきました。

新しい椅子はクッションもばっちりで、背もたれはメッシュ、ひじ掛けの高さも調節できるという優れもの。

これなら大丈夫だろうと思って座ってみると、まぁ感覚的にそんなに悪くはない感じ。

これで治るのかな?と思っていたのですが、さらに10日ほどが経った時、「もう座れない」、それぐらいの痛さが太ももの裏側に。

 

なんだこれは??

座れないので立って仕事をしたり、膝立ち姿勢で仕事をしたり。

移動の電車やバスの中でも立ったまま。

だましだましで2週間ほど過ごしたものの、どうにもこうにも痛くなり、ついには痛みで歩くことすら難しくなりました。

 

その痛みはどんなものかというと、お尻のあたりから、太ももの裏側を通って、さらにはそれがふくらはぎの裏側、そしてさらにはそのままかかとまで。

腱なのか神経なのかが突っ張るような、お尻から足まで痛みのあるパイプが通っているような感じ。

両足とも痛くて痛くて、ついには歩くのに床に手をついて這わないといけないような始末に。

死ぬほど痛い、そんな痛さではないものの、焼けつくようなというか、じんじん我慢ができないような。痛みにつっぱる感覚もあるので、歩けない。

最初は太ももの裏だけだったのが、それがそのままだんだんと下がっていって、ふくらはぎ、そしてかかとまで。

いろいろなホームページを調べてみると、かかとまで行ったらまずい、歩けなくなるなんて書いてあるページも。

そんな情報を読むと、正直ショックで焦ります。

 

 

これはダメだと、重い腰をあげて病院に行ってみることに。

すると、こんな痛み止めをもらって、すぐにMRIに行くことになりました。

パッケージを見てみると「イブプロフェン」と。

鎮痛剤の一種なんですね。日本だと風邪薬に「イブプロフェン配合」と書いてあるのがとても多いので、てっきり風邪薬の一種だと思っていました。

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お医者さんがいうことには、骨か筋肉が関係してそうだね、神経を圧迫しているようだから、すぐに検査したほうがいいねと。

いつも行くお医者さんではなかったのですが、イタリア系のとても陽気なお医者さんで、CTにする?それともMRI?と聞いてくる。

「もし3万円くらい払えるんだったら、MRIにしたほうがいいよ。私だったらMRIにするね」と何度も何度もしつこいくらいに、そんな話を繰り返す。

よくよく聞いてみると、CTのほうが受ける放射線の量が40倍ほど多いのだそう。

この倍率はうろ覚えなのですが、お年寄りならCTでもいいんだろうけど、まだそんな歳でもないしね、MRIにしときなよということだそうです。

 

 

MRIに行くのも、えっちらおっちら。

人生初のMRI

大きな機械の中に入って寝転がり、マイクとヘッドホンを通して、担当のお医者さんと会話。

「何かラジオかける?」

なんでもいいよというと、まぁ本当に適当なラジオが・・・

しかも検査が始まると、音がうるさくて聞こえないし、ラジオを聞くよりも騒音を聞いていたほうが落ち着いたりして・・・

 

あー、庭造りの際に、あそこから落ちてお尻を打ったなとか、日よけの屋根を作る時に腰から落ちたなとか、そんな悪いことばかり思い出していました。

このまま歩けなくなったらどうしよう。。。

まともに歩けないもので、急にはい回る生活になったので、本当に焦りました。

 

結果は数日で電話が掛かってきて、「あー骨には異状ないね。考えられるとしたら、お尻の筋肉が神経を圧迫しているんだろうね」ということ。

出してもらった鎮痛剤を飲んでいたこともあったし、安静にしていたこともあったので、徐々に歩けるくらいまでに回復。

それでも、長い距離を歩いたり、車を長く運転したり、椅子に座るということができない状態が続きました。

少し効果があったものといえば、坐骨神経痛のストレッチなるものが、少し痛みを和らげてくれました。

ただ色々なホームページを読んでも書いてあったのですが、原因がしっかりと分かったうえで試さないと、悪化させてしまうこともあるようなので要注意です。

www.youtube.com

 

 

あのイタリア系のお医者さん、どうしてこんなにたくさん薬をくれたんだろう?と思うほどの量があったのですが、なるほど長く飲み続けることになるという意味だったようです。

かれこれ一か月ほど薬を続けていると、なんとなく痛みが取れていきました。

 

あーこれぞ天の助け。

歩けることに感謝して、これからはしっかり運動もしようと誓ったのでした。

それからしばらくは、まだ歩いたら足が突っ張るような痛みがあったのですが、日が経つにつれて、少しづつですがよくなっていきました。

 

幸いにも、今回は原因が骨の部分ではなかったようで、そこが一番大きかったようです。

それから少しづつ歩く距離を伸ばし、さらに仕事机はボタンで高さが調節できる、立ったままでも仕事をできるものに変え、できるだけ座らない・痛めないことを考えて、ゆっくりと回復させることに専念しました。

 

さらにある程度良くなって、ついには自転車に乗り始めることに。

あー、自転車に乗れる、長い距離を歩けることがどれだけ素晴らしいことか。

もうこれから必ず運動しますと、神様に誓ったのでした。

 

結局その後どうなったのかというと、もうかれこれ数か月経っていますが、やはり座ると、まだ太ももの裏は痛くなることがあります。

なのであまり長い時間は、座らないようにしています。

運動不足もたたったのだと思い、毎日30分ほど歩いて40分ほど自転車に乗るようになりました。

 

ちなみに今回坐骨神経痛になって、やってよかったこととやらなかったほうがよかったことは・・・

 

■ やってよかったこと

早めにお医者さんに行って薬を飲む

痛みが引くまで極力安静

何かする時や移動時は座らずに立っておく

ストレッチはごく軽く

治ってもできれば立つように心がける(立って仕事のできるデスクを入れてもらえれば最高。ボタンを押して電動で昇降するタイプなら、疲れた時に座れてとても便利です)

 

■ やらないほうが良かったこと

すぐにウォーキング (ちょっと良くなった時にウォーキングを始めたら、足が引っ張る感覚が戻って悪化)

すぐに通常に戻ろうとする(ちょっと歩けるようになると、家の用事やら仕事やら、普段通りにしたくなるものですが、足をなるべく使わないようにしたほうが良かった。すぐにまた悪くなってしまうので。)

 

 

 

家の近くに、ヘレンさんという女性がいるのですが、その方も坐骨神経痛だそうで、彼女はマッサージや整体に通っているのだそう。

とてもすらっとしたやせ形の方なのに、そんな方でもなるようです。

その方の話では、忘れた頃にまた症状が出てしまうそうです。

いつもは庭いじりのことで話し込むことがあるのですが、坐骨神経痛のことで話し込んでしまいました。

 

そしてつい先週のこと。

お向かいの若いティムさんが、変な歩き方をしているので、話を聞いてみると、背骨の軟骨が飛び出てしまって手術を受けたということ。

足に感覚が無くなったんだよ、だから飛び出た部分を削ってね・・・なんて。

いやはや、まぁご近所さんでも同じようなことがあるもんですね。