アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

枇杷(ビワ)の木

少し前の話ですが、庭の隅にビワの木を植えました。

ここメルボルンは、今がちょうどビワが実る時期。近所の家の庭にたくさんのビワが実っているので、それなら家の庭にも植えてみようということで、1本植えてみました。

かなり大きな木になるそうなので、とりあえずは1本だけです。

 

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このビワの木、実は日本名なんです。「NAGASAKI」とあったので、おそらく長崎という種類のビワでしょうね。

これ以外にも、日本の果物ではマルミ金柑も植えています。

海外に日本の種類の植物や果物があるなんて、と思われませんでしたか?

実は意外にも珍しくはないんですよ。


ここからは私の推測も混じってしまうのですが、おそらく日本は昔からたくさんの品種改良に取り組んでいましたので、良い品種が多いということだと思うのです。

良い品種や育てやすい品種ということで、海外にも日本の果物や木が輸入されて、そこで育てられているというわけです。


近所の大きなホームセンターでは、いちごの宝幸早生なんていうの売られていますし、柿の木はだいたいが日本の柿の種類。梨も幸水・豊水・二十世紀・二十一世紀まであります。すももの薩摩だとか、みかんの早生だとか、いろいろな日本の果物の木がこちらでも買えてしまいます。

私が他にも植えようと思っているのが、みかんで興津早生。日本のあの懐かしいみかんの味が味わえる日が楽しみです。



こういう果樹などにも、著作権みたいなのが設定できると良いのですけれどもね。

もしこういうことからお金ができるなら、日本の農業ももっと儲かりそうなものですが、果物そのものを売るのは簡単なのでしょうが、木をそのまま売るというのは難しいですし、現地で育てて増やされるとわからないですものね。

いつも思いますが、海外に来てからわかる日本の素晴らしさ。

こういうことからも本当に良くわかります。