アンティーク時計店主のつぶやき

オーストラリアにある高級アンティーク時計専門店メルシーウォッチの店主が綴る、何気ない日常の生活や仕事にまつわるお話しです。

車の話

「メセディー」ってどんな車かご存知ですか?

これ実は「メルセデス」のことなんです。

オーストラリアに来た頃、知り合いが「メセディー」というので何のこと?と尋ねたら、オーストラリアではベンツのことを「メルセデス」と呼ぶということでした。

海外ではどうやらそちらが主流なのだそうですね。

海外では日本の車やバイクメーカーの名前の発音もかなりおかしくて、慣れるまで時間がかかりました。

「マーツダ」「ホォンダ」「キャワサーキ」みたいな感じですね。

日本人だから日本の正しい発音で言うと、わかってくれなかったりするので、そのうちこっち側の発音になってしまいます。。。


少し前ですが、友達が夕飯を食べに来た時の話です。

「KIA」を買うのはやめといたほうがいいよ、というのです。

話しを聞いてみたところ、KIAは実はテニスの全豪オープンのスポンサーなので、この時期のテレビはKIAの文字をみないことがないというぐらいなのです。

でその知人はKIAの車を見に行ったそうですが、車体の装甲の厚さに驚いたそうです。指で押してへこみそうだったと・・・



本当にそうだったのかどうかはさておき、車もやっぱり良いブランドは違います。

私のところには車が2台あって、日本人なので家電も日本メーカーばかりですが、車はホンダに乗ってます。

あともう1台は仕事用ですが、最初の話に出てきたメルセデス・ベンツですね。

大きな車が好きではないので・・・というよりも運転技術が無いので駐車が大変ということもあって、どちらも小さめの車です。

まぁこの2台、どこが違うのかというと、乗り心地はもちろん違いますが、長距離を走るときや高速を走るときですかね。騒音が聞こえないのとか加速とか、椅子が革だとか乗っていて心地が良いとか、エアコンのパワーが違うとかそんな些細なこととか・・・説明しづらいのですが、長く乗るならベンツのほうが明らかにラクです。

2台の金額はもちろんかなり違うのですが、長く乗るなら確かに高級ブランドカーのほうがいいのかな?という感じはしますね。

まぁあと大きなところでは、見た目でしょうか。といってもデザイン的な面ではなくて、他人が見た時の印象ですね。

「おーこんな車に乗っているのか」という印象ですね。

メルセデス・ベンツは仕事用。その理由は、お客様のところにお伺いをした際に、やっぱり良く見てもらいたいですから。

時計を買い取らせていただくのに、ジーンズでお伺いするのかスーツでお伺いするのか、そんな違いがありますね。

高い車で行くと「良い値段を出してくれるんだろう」と思ってもらえるようで、そんなこともあって少し高めの車にも乗っています。



こちらで販売している時計でもそうですが、高いものにはそれだけの価値があって、さらに実は隠れた付加価値も付いている。「値段なり」という言葉もありますが、時計を選んでいただく時にも、こんな見方で選んでいただくと良いかなと思います。